《窓辺》 - 1992年
島川美術館 移転開館記念 特別展 写実絵画の巨匠 森本草介
2019.3.20(水)9.23(月)
3月20日(水)、「エール蔵王 島川記念館」が「島川美術館」として仙台市青葉区本町に移転オープンしました。その記念として、近代日本の写実絵画をけん引してきた油彩画家・森本草介画伯(1937-2015)の特別展を開催いたしております。
弊館のコレクションの柱の一つとなっている森本草介画伯の作品23点を一堂に展示。さらに、ご遺族のご厚意により絶筆「パンジー」「コーヒータイム(リトグラフ)」が特別展示されます。
初展示の森本作品はじめ、横山大観、加山又造、東山魁夷作品も初展示いたします。どうぞこの機会に美術と親しむひとときをお過ごしください。
1937年8月14日生まれ。少年時代を岩手県一関市、東京で過ごす。
1962年、東京藝術大学美術学部油画科卒業(在学中に安宅賞受賞)、専攻科に進む。1963年、国画会第37回展に初出品・初入選。1969年国画会員に推挙。十騎会の結成に参加。1977年、初個展(日動画廊)。1984年「森本草介画集」刊行(講談社)
筆跡を残さない、抒情性豊かなセピアトーンの画面構成で独自の世界を作り上げた。40代にある女性モデルとの出会いから上品な女性像を描き始める。静物や花を描いた作品、フランスの穏やかな風景画も人気が高い。
2015年10月1日、心不全により逝去。78歳。
《窓辺》 - 1992年
《薔薇》 - 1982年
《ドルドーニュ川の水音》 - 2014年
《秋》 - 1986年
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